私の髪は硬くて多い方ですが、硬い、もしくは軟らかい髪質を改善する方法はあるのでしょうか。



若い人たちの関心の中で、髪が大きな比重を占めるようになり、ヘアケアに関するニーズは従来のダメージ対応中心の市場から多様化し、硬い髪を軟らかくとか、軟らかい髪を硬くとか、黒すぎる髪を明るくするとか、クセ毛をストレートにするなど、化粧品メーカーもこれらの製品を開発・提供するようになり、私たち理容業界もクリニック要素を加味し、悩みとニーズをもとにその解消のためのメニューづくりを色々と行っています。
髪質というものは生まれつきのものですので、生えてくるものまで改善することはできませんが、現在ではほとんどの髪質の悩みに対応できるようになっています。
弾力のコントロール法としては、毛髪の吸湿量を増加させてあげれば良く、グリセリン、プロピレングリコール、ピロリドンカルボン酸、ヒアルロン酸ナトリウムなどの保湿剤を活用し、弾力を低下させてしなやかにすることができますし、逆に、弾力を与えるためにはケラチンポリペプタイドなどを活用して張りを与えることができます。具体的には、ハードチェンジャーやソフトチェンジャーなどもありますので、今ご利用の理容店にご相談ください。

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最近、カミソリ負けを起こしやすく困っています。何とか防ぐ方法を教えてください。また、剃りあとが青々とするので、手入れの仕方も知りたいのですが…



ひげ剃り後、毛穴の部分が化膿する症状をカミソリかぶれといいますが、一種の化膿症で、カミソリで表皮を傷つけ、そこに菌が入って化膿したかぶれと、使用したシェービグクリームなどが肌に合わなくてかぶれが起こり、引き続きカミソリ負けになるということもあり、一度かぶれるようになると非常に治りにくく、化膿しやすくなってしまいます。
予防法としては、なるべく逆剃りをしないこと。もし剃った後に異常を感じた場合はフルコートFなどを塗布します。ただし、長期の使用は避け、長くても1週間以上の連用は避けるようにします。
症状が改善するまでは、電気カミソリを使用するようにします。
ヒゲが濃いため剃りあとが青々するからといって、永久脱毛をしたいという相談を受けることがありますが、顔の場合は電気分解による方法はお勧めできません。
電気分解法は、毛根に火傷を起こさせているようなもので、毛穴の部分に白い斑点のような火傷跡を残すことがあるのです。だからといって電気を弱くかけると、毛根が壊れずに再び毛が生えてくることが多いのです。電気凝固法についても同じようなことがいえます。特に、男性の濃いヒゲに永久脱毛をするのは無理なのです。
ヒゲを剃る時には、ヒゲを十分に蒸して軟らかくしておいて、肌を傷めないようにヒゲの流れに沿って丁寧に1回剃りを行い、再び蒸して、皮膚を引っ張るようにしてヒゲを起こして逆剃りを行います。深剃りが十分行われれば、ヒゲは毛穴の中に陥没しますので、普通に剃ったのよりは青々さはなくなります。
伸びてくると再び青々としてきますので、朝剃ったのなら、夕方もう一度剃れば目立たない状態でいられます。もちろん、アフターシェーブローションやクリームなどで肌の手入れは十分にしておかなければなりません。

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先日、雑誌を見ていたら、ブラシの選び方に注意していないと静電気の影響で脱毛が起こったり、髪が傷んだりするということが書いてありました。セットする時はドライヤーで乾かしていますので、どうしても静電気が起きてまとまりにくくなってしまいます。
静電気が起きないで、髪を傷めないブラシがありましたら教えてください。



現在、市販されているブラシには、猪毛、豚毛、馬毛などの獣毛製ブラシの他に、合成樹脂製ブラシ、金属製ブラシ、木製ブラシなど色々なブリッスル(ブラシの背に植えられた毛)、ものがあり、目的によってパッティング用、ブラッシング用、ブロー用、セット用に分かれています。
ご覧になった雑誌にも書いてあったかもしれませんが、ナイロンブラシで乾いた髪をブラッシングすると、毛髪の表面には+(プラス)の電気が帯電します。この電気は毛幹を通り、皮膚の内部の毛根を通って毛乳頭に達すると、皮膚内部の電気は−(マイナス)のため、この毛乳頭の部分でショートし、そのため毛髪と毛乳頭との間に細かな気泡が発生し、毛球は萎縮してしまいます。この時に発生している静電気は実は1万ボルト以上にもなっています。少しくらいの気泡で消えてしまいますが、ブラッシングを頻繁に行うほど、毛は毛乳頭から浮き上がり、ついには乳頭剥離を起こして、細胞は角化して固着力を失い、脱毛してしまいます。
髪に水またはヘアクリームなどをつけてから行えば、静電気を防止できるのですが、濡れているとスタイリングはやりにくくなってしまいます。
また、軟らかい合成樹脂ブラシの場合は、ブラッシングの摩擦によりブリッスルに髪のスジ道ができ、その中を通った髪のキューティクルを剥いで髪を傷めてしまいます。
猪毛などのブラシを使えば静電気は起きないのですが、ブリッスルの先端が尖りすぎているため、皮膚の弱い人は頭皮が荒れることがあります。そして、この荒れたフケ様の頭皮の残骸がブラシの中にたまり、ブラシの消毒が悪いと雑菌が繁殖し、湿疹やフケが多くなることがあります。また、ブリッスルが密植えになっているため、髪が引っかかりやすく、髪を引き抜いてしまうことがあったり、猪毛のキューティクルと髪のキューティクルがこすれ合うため、髪が傷んでしまうことがあります。
金属製のものは、ほとんどがクッションタイプのもので、先端が丸くなっているので頭皮も荒らさないし、ブリッスル表面もツルツルしているので髪のキューティクルを傷めることはありませんが、静電気が起きないわけではありません。また、木製のものは頭皮を荒らさないし、比較的静電気の発生も少ないのですが、ブリッスルが太いためブローやセットには不向きです。
このように、ブラシは使用されている素材によって長所短所がありますので、いつもご利用されている理容店に相談されてみてはいかがでしょうか。

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髪や肌のためにはツバキ油やオリーブ油などが良いと聞きましたが、具体的にはどうなのでしょうか。



これらの油は化粧オイルとして使われるもので、ツバキ油はヤブツバキの実から精製され、平安時代の昔から女性の黒髪を護る油として親しまれてきました。
人間の皮脂の成分のうち、トリグリセライドは30〜40%で、そのうち10〜15%をオレイン酸トリグリセライドが占めています。
ツバキ油はオリーブ油よりもオレイン酸の含有率が多く、より人間の皮脂に近いとされています。
オリーブ油は、古代エジプト時代から化粧用、食用、薬用として美容と健康に欠かせないものとして使われてきましたが、市販されているものには綿実油などでのばしたものが多く、純粋100%のものでないと肌に合わなかったり、油やけ事故が起こったりすることがありますので注意が必要です。
望ましいオリーブ油は、バージンオイルといわれる特殊な一番搾りの油で、酸価(油脂の腐敗度)が低く、肌に馴染みやすく、サラッとしていて吸収されやすく、皮脂の代わりをしてくれ、油やけなどは起こしません。
バージンオイルの酸価は0.2以下で、この数値は日本薬局方オリーブ油の五分の一以下で、それだけ新鮮な油であり、肌を整えて機能を正常化してくれます。
油は精製の状態で効果が違いますので、信頼できるもので実績のあるものを選ぶと良いでしょう。