(1)マイクロスコープで見た頭皮
肌の表面の角質層は、少し古くなるとたえず上の方から古い肌が脂に混じって剥がれておちていきます。肌ではこれらが垢となります。頭の場合は太い毛が密生していることと、皮脂腺が発達しているため、古い頭皮と脂が混じってたまり、これらはフケとなります。
このフケが多くなり、たまると、酸化したり腐敗して軽い炎症を起こし、カユミがしだいに強くなります。かゆいので無理にひっかいたりかきむしると炎症はひどくなり、脂漏性湿疹やひ糠性湿疹になることがあります。
これらを防ぐためにシャンプーを行い、清潔にしておくことが大切ですが、シャンプーのやり方やシャンプー剤が合わないと、毛穴の周りは皮脂がとれずに白く固まりになっているのに、皮膚表面は薄く白い角片が魚のウロコのようになっていることがあります。